性犯罪被害者、ビデオリンクで陳述「この苦しみ 伝えたかった」


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 「半年以上たった今も思いだすことがあります。一番事件のことを思
いだすのは、玄関のチャイムが鳴ったときです」「どうしてこんなひど
い目に遭わなければならないのでしょう。一体わたしがどんなことをし
たのでしょうか」。強盗強姦罪などに問われた無職、田嶋靖広被告(2
2)は、この言葉をどう聞いたのだろうか。

■性犯罪被害者、ビデオリンクで陳述 裁判員裁判
 性犯罪を初めて審理する全国3件目の裁判員裁判の第2回公判(青森
地裁)で3日、事件の被害女性2人が「ビデオリンク方式」で別室から
意見陳述した。

■映像・音声を中継
 裁判員裁判でこの方式の採用は初めて。ビデオリンクは地裁別室から
映像と音声を法廷に中継する方法だ。被告との対面を避ける配慮で、傍
聴人には音声のみが伝わり、裁判員らの手元のモニターだけに顔が映
る。小川賢司裁判長は被害女性に「傍聴席や被告人には見えないのでご
安心ください」と語り掛けると、時折声を詰まらせながら陳述した。
 「今でも襲われるときのことを夢にみます。ドンという音を聞くと、
心臓がドクドクします。『自業自得だ』という犯人の声が頭の中に響く
こともあります」
 6人の裁判員は被害女性が映った手元のモニターを見ながら涙声の陳
述に耳を傾けた。「裁判員制度で報道されてつらいが、この苦しみを犯
人や裁判官、裁判員にどうしても伝えたかった。厳しい処罰をお願いし
ます」。女性がそう訴えると、1人の男性裁判員は涙をぬぐった。

■大きい心理的負担
 被害女性の陳述に先立つ午前の審理で、田嶋被告の祖母が情状証人と
して出廷。裁判員2人が被告を育てた祖母に、被告の成育歴などについ
て質問した。
 検察側の求刑は懲役15年だった。田嶋被告は起訴事実を認めている
ため刑の重さが争点で、弁護側は「反省しており、若くて立ち直る余地
がある。懲役5年が相当」と情状酌量を求めた。被告自身も最後に「直
接、被害者の声を聞いて自分がしたことの重さを実感した」と述べた。
 この日で裁判は結審。裁判員は最終評議で裁判官と刑の重さを話し合
い、4日午後に判決が言い渡される。
 2日間の審理では被害者のプライバシー保護に配慮がされたが、それ
でも、被害者は「来ようかやめようか迷いました」と話すなど、心理的
負担が大きいことをうかがわせた。検察側が事件場面を詳述したことに
ついても、被害者支援の関係者からは「傍聴人に聞かせるのは酷」との
批判があった。一方で、刑事事件に詳しい弁護士は「プライバシー保護
を理由に秘密裁判化する傾向がある」と危(き)惧(ぐ)する。
 「被害者保護」と「分かりやすい審理」をどう両立させるか。裁判員
裁判の課題が浮かび上がった。
<ニュースIZAより転載>
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裁判員制度初の性犯罪に関する裁判ですね。
正直なところ、性犯罪については裁判員制度を適用すべきか賛否が
別れるところではないでしょうか?
私としては、裁判員制度の適用外のほうが、被害者保護になると
思いますが、裁判員制度適用のほうが、判決は重くなると思うので
どっちがいいか分からないです。

法学部を卒業した自分からすると、裁判員制度適用の場合、今回は
10〜13年の実刑判決だろうと思います。裁判員制度でなければ
おそらく8年の実刑だろうと思う。

この手の犯罪は、被害者のこれからの人生に多大な影響を与えて
しまうので、厳罰を望みたいですね。
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